●エゴノキ
落葉小高木。沖縄から北海道まで、日本全国の雑木林で多く見られる。谷沿いなど比較的水分の多い所でよく成長する。樹皮は淡黒色から赤褐色できめが細かい。5月ごろ清楚な白い小さな花が咲く。果皮には有害な物質であるサボニンが含まれ、その味が「えぐい」のでエゴノキの名がある。昔は果実を石鹸代わりに利用されたこともあるという。「ちさの木」とも呼ばれる。
「山ぢさの白露重みうらぶれて心も深く我が恋やまず」万葉集2469
●すずかけの木 花言葉:天才
漢字では「鈴懸の木」、洋名「プラタナス」。落葉の高木で秋には丸い実が鈴をかけたようにつく。新宿御苑のプラタナス並木が有名。
歌 佐伯孝夫作詞「鈴懸の径」 …やさしの子鈴 葉かげに鳴れば 夢はかえるよ 鈴懸の径
●クスノキ(楠) 花言葉:芳香
常緑の高木、5月から6月に淡い黄緑色の小さな花が咲く。枝葉を蒸溜して防虫剤の樟脳を作る。「薬の木」を語源とする説も。神社では、ご神木として信仰の対象とされます。調布の市木。下の写真は、野川公園管理事務所前に立つ楠。樹高は15メートルぐらいでしょうか。幹の太さは大人が3人で手が繋がるぐらいです。野川公園を見守る神木的存在にも見える。
『大楠の 枝から枝へ 青あらし』 山頭火
●イチョウ(公孫樹)花言葉:長寿
中国原産の落葉高木。アヒルの足のような形の葉は秋に黄葉、種子はぎんなん(銀杏)として食される。茶碗蒸しの具材やお酒のお供にも美味。材は良質でカウンターの天板など建具に使われる。特にイチョウ材のまな板は高級とされている。東京の明治神宮外苑や大阪御堂筋の並木が有名。三鷹市や国立市、稲城市など多数の市の木となっている。
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