ホームページの読者の方やスタンプラリーに参加された方からいただいた「ご投稿」や「お便り」をご紹介しております。お気に入りの写真や地域の情報など、「エントリーフォーム」の頁からお気軽にご投稿ください。お写真は、「むさしの365景」に掲載させていただくこともございます。

2024年11月11日 三鷹市在住の武田さん

秋らしくなってきたかと思いきや、暦は立冬となっていました。いつもご投稿いただいている武田さんからもそんなお便りをいただきました。まずはご紹介いたします。

「あれだけ暑かった日々が、立冬を境にやっとそれらしい季節、秋に移行したようですね。コッツウォルズの池には、ヒドリガモを筆頭にコガモ、ハシビロガモと、ことしも律儀なカモ達が渡ってきており、その数もすでに100羽を上回っています。加えて、オオジュリンも葦原を出たり入ったり元気に飛び回り、いつもの賑わいを取り戻しつつあります。ただ今年はこの30日から2019年以来の「かいぼり」が実施され、復旧は来年2月初めとのことなので、この間の野鳥の動向がいささか気にかかるところではあります。今回は、たまに訪れる秋晴れの空抜け3枚お送りします。

1.ミサゴ(魚の種類は不明)2.ノスリ 3.タシギ

1.ミサゴ
1.ミサゴ
2.ノスリ
2.ノスリ
3.タシギ
3.タシギ

武田さん、ありがとうございました!鳥たちの賑わいは嬉しいです。「かいぼり」で池がよりいっそう生きものにとっても住みよい場所になるといいですね。

※かいぼり:本来は、農業用の「ため池」の維持管理方法で、冬場の農閑期に水を抜いて天日干しすることをいいます。公園の池などでは、外来生物の防除や水質の浄化、水草の再生などを目的に行われます。

2024年9月15日 三鷹市在住の武田さん

「今年の夏は本当に言葉を絶するような暑さでした。まだまだ暑さは続いておりますが、皆さまお変わりないでしょうか。もう少しの辛抱かと思われます。お互いにがんばりましょう。さて、武田さんもこの夏はさすがに自重されていたようで、久しぶりのご投稿です。いただいたコメントからご紹介いたします。

「先月は猛暑とノロノロ台風で最低。「いと寂し トリコナーズの 夏はゆく」なんて独りブツブツ言いながら、日陰で暑さをやり過ごしておりました。ここへ来て、鳥もやや涼しさを感じ取るようになったのか、まずイソシギが飛来、さらに二年ぶりにクサシギも一瞬ですが、立ち寄ってくれました。今回は、イソシギの表と裏?をお送りします。なお、(コッツウォルズの)池にはコガモが9月11日に飛来しました」

武田さん、ありがとうございました!イソシギというと私はなぜか古い映画を連想してしまいます。エリザベス・テイラーとリチャード・バートンの「いそしぎ」ですが、主題歌の「The Shadow Of Your Smile」もボサノバの歌手にも取り上げられていて好きな一曲です。話がそれてしまいました。それでは、イソシギのお写真です。

●イソシギの表ですね
●イソシギの表ですね
●こちらが裏ですね
●こちらが裏ですね
●餌を探しているのでしょう
●餌を探しているのでしょう

イソシギは体長20㎝、イギリスから日本にかけてユーラシア大陸北部に広く分布しているそうです。武田さん、ありがとうございました!!「いと寂し トリコナーズの 夏はゆく」もなかなか味わいを感じます。引き続き、よろしくお願い申し上げます。

2024年6月26日 三鷹市在住の武田さん

今年もようやく梅雨に入った模様です。湿った空気と同時に気温も上昇してきますので、皆さま体調管理には充分お気を付けください。今日は武田さんからこの時期の風物詩とも言える鳥のお写真をご投稿いただきました。とても賑やかな鳥、オオヨシキリです。昨年も5月28日に登場しておりますが、今回は恒例となりつつある連続写真のご投稿です。まずは武田さんのコメントからご紹介いたします。

「ギョギョシ、ギョギョシ、毎年大型連休あたりから、コッツウォルズの池にはオオヨシキリが飛来し、鳴き始めます。そのいささか騒々しい鳴き声は、縄張り宣言であるとともに、パートナーを求めてのものといわれています。そのため、縄張りをめぐって個体間で諍いが生じ、ときに激しくやり合う場面があります。今回はそうした光景の一コマをお送りします。5月下旬の出来事でした。現在の池の状況はというと、縄張りトーナメントに勝利したオスがいわゆる「シマ」を牛耳っていて、囀りはめっきり減り、メスが抱卵中?と推測しているのですが、果たしてこの予測アタリかハズレか…」武田さん、くわしい状況解説もありがとうございました! 縄張りをめぐる争いもオオヨシキリの場合は、声の大きさが決め手のようですね。それでは、お写真もご覧下さい。

オオヨシキリにすれば必死のバトルなのでしょうけど、端から見るとコミカルにも映ります。人間の争いもこの程度にとどめておきたいものですね。

2024年6月18日 三鷹市在住の武田さん

先日のフクロウのご投稿に続き、武田さんから今日はオオタカのご投稿をいただきました。同じ猛禽類でも優しげなフクロウとは異なりオオタカは名前からも勇猛果敢な雰囲気が伝わってきます。今回のご投稿はなんと9枚で、それも大変貴重なお写真でした。武田さんのコメントは「今回は、武蔵野コッツウォルズ内の植物公園で営巣、孵化に成功したオオタカをお送りします。詳しくは分かりませんが、久しぶりの営巣で、5月の大型連休のころに雛が2羽誕生し、元気に動き始めたと聞いております。」という簡潔な内容でしたが、お写真を拝見したところ、オオタカファミリーの子育てを目の当たりにする衝撃的なものでした!武蔵野コッツウォルズ内の植物公園といえば、J公園しかありませんが、ここはJ寺のすぐ近くなので、もしかするとフクロウとオオタカはかなり接近したところに存在しているのかも知れません。いずれにしても食物連鎖の頂点にある猛禽類が生息しているということは、この地域で多様な生物と森林などの自然環境が保持されている証でもあるのでしょう。それでは、9枚のお写真をご紹介いたします。武田さん、ありがとうございました!!

●父親(5月14日撮影)
●父親(5月14日撮影)
●母親(5月14日撮影)
●母親(5月14日撮影)
●子1(6月1日撮影)
●子1(6月1日撮影)
●子2(6月2日撮影)
●子2(6月2日撮影)
●その後、2羽の雛は順調に成長していきました。写真は羽ばたきの練習(6月7日撮影)
●その後、2羽の雛は順調に成長していきました。写真は羽ばたきの練習(6月7日撮影)
●頭だけ出して母親を仰ぎ見る雛(写真下部)6月7日撮影
●頭だけ出して母親を仰ぎ見る雛(写真下部)6月7日撮影
●母親に羽ばたきの具合を見てもらう雛(6月13日撮影)
●母親に羽ばたきの具合を見てもらう雛(6月13日撮影)
●巣の上の小枝に飛び移る(6月13日撮影)
●巣の上の小枝に飛び移る(6月13日撮影)
●最後の1枚(2羽が向かい合うカット)です(6月16日撮影)。この後、1羽が数十メートル先の木に飛んだ。
●最後の1枚(2羽が向かい合うカット)です(6月16日撮影)。この後、1羽が数十メートル先の木に飛んだ。

2024年6月9日 三鷹市在住の武田さん

雨が降ったり晴れたり、梅雨直前のファジーな毎日ですね。紫陽花は日に日に鮮やかさを増しているのですが、空には青空が広がっているときもあります。公園に行くとミズキの花も満開でした。さて本年第5便のご投稿を武田さんからいただきました。今回は私の大好きなフクロウで、いつにも増してとても嬉しかったです!早速武田さんのコメントからご紹介いたします。「今回はご存じの方も多いと思いますが、武蔵野コッツウォルズ内の、とある名刹の境内に姿を見せてくれたフクロウの幼鳥です。初めて発見された日には、極々近くに降り立ったようでしたが、日に日に、遠くへそして木の高い所に居場所を移していきました。最近では、裏山?の高木の極めて観察しにくい場所に移ってしまったようです。」

武田さん、ありがとうございました!とある名刹の境内というのは、はたしてどこなのでしょうか。神社ならF神社、お寺ならJ寺あたりでしょうか?それでは、ご投稿のお写真、フクロウの幼鳥をご覧ください。

●名刹の建物に来たところですね。この写真で寺社を特定するのは至難の業です
●名刹の建物に来たところですね。この写真で寺社を特定するのは至難の業です
●武田さんと視線が合ったようですね。何となく幼さを感じます
●武田さんと視線が合ったようですね。何となく幼さを感じます
●木の高いところに移動したようです
●木の高いところに移動したようです

フクロウは他の鳥とは違い平たい顔にくりくりした大きな目がついていて、夜の狩人と呼ばれている猛禽類らしくないですね。お写真のフクロウは幼鳥とのことなので、余計に愛らしく感じます。ヨーロッパでは「森の賢者」とも呼ばれているようで、神秘的な雰囲気もありますね。なんとか武蔵野コッツウォルズの森に住みつき、たまにでいいので姿を見せてくれると嬉しいです。以上、個人的な願望でした。

2024年4月28日 三鷹市在住の武田さん

ゴールデンウィークに突入ですが、春を通り越して初夏のような陽気の今日この頃です。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。時は過ぎ去ると言いますか、3、4年前のことを思い出すと今のこの世界が夢のようにも感じられます。でも、あの頃の自粛生活のことを忘れないことも大切に思えます。さて、今日は、超(鳥)派手な鳥の登場です。ご投稿いただいたのは、もちろん、武田さん。それでは、武田さんのコメントからご紹介いたします。

「池は、ヒドリガモが先週すべて帰還し寂しくなりました。夏鳥との出会いを期待し出撃するものの、声はすれど姿が見えず、で、今月の鳥撮は苦戦中。そこで、最近この近辺でさっぱり見かけなくなったキジ(府中市内の多摩川)をお送りします」

武田さん、ありがとうございます!続いてお写真のご紹介です。

●キジの後ろ姿。オスでしょうか。
●キジの後ろ姿。オスでしょうか。
やはりオスでした。ハート型の深紅のお顔が目立ちますね。
やはりオスでした。ハート型の深紅のお顔が目立ちますね。

一般的な人間とは異なり、鳥はメスよりもオスのほうが派手、目立っているようです。キジもメスの地味な姿に対してオスは実にきらびやか。メスは良妻賢母と言いますか、子育てに専心しているのでしょうか。ところで、キジは桃太郎などの昔話にも登場する鳥で、日本の国鳥にも選定されています。昔から人里に近いところで暮らす馴染み深い鳥だったのですね。今はすっかり目にすることはありませんが・・・。

武田さん、貴重な珍しい鳥のお写真、ありがとうございました!!

2024年3月19日 三鷹市在住の武田さん

少し春らしくなってきました。でも三寒四温で、気温の変化が激しいので、皆さま、体調管理にはお気を付けくださいませ。今日は、武田さんから本年、第3便のご投稿をいただきました。今年もほぼ月いちペースですね。本当にありがとうございます!

では、武田さんのコメントからご紹介いたします。

「今回は、「コッツウォルズの森」に立ち寄ってくれたヒレンジャクをお送りします。池はヒドリガモ中心で相変わらず低調ですが、バンやカイツブリの動きに本格的な春近しの感がします。先週、初めてコチドリが姿を見せたり、アオサギの嘴も日に日に婚姻色を濃くしていくようです。」

武田さん、ありがとうございました。鳥の世界も春らしくなってきているようですね。ところで、ヒレンジャク、このコーナーに初登場した際(2020年4月15日)の武田さんのコメントでは、なかなか目にすることのない鳥のようです。以下、ご参照。

「わたしにとって、コッツウォルズの森では初見初撮のヒレンジャクです。鳥友のおはなしでは、運の良い人だけが毎年一瞬の立ち寄りを目にできるとのことでした。」

ということで、一瞬の立ち寄りを見逃さない武田さんの強運には脱帽ですね。あるいは、その影には人知れない努力や執念(?)がお有りかもしれません。筆者の勝手な想像で失礼いたしました。それでは、お写真をご覧ください。

●ヒレンジャク1
●ヒレンジャク1
●ヒレンジャク2
●ヒレンジャク2
●ヒレンジャク3
●ヒレンジャク3

お写真のヒレンジャク1では頭の上の部分、冠羽がとても美しく、かっこいいです。尾が黄色ではなく、緋色のところも分かります(黄色はキレンジャクとのこと)。2,3のお写真は、ヤブランの実、種子を食べているところですね。この先の旅にそなえ、栄養を蓄えているのでしょう。

武田さん、ありがとうございました!引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

2024年2月3日 三鷹市在住の武田さん

今年もひと月が過ぎました。毎日が本当に早く過ぎていくように感じてしまいます。今日は節分、季節が変わる日ですね。外はかなり寒いですが、これから春に向かって行くわけです。武田さんから本年第2便のご投稿をいただきました。まずは、コメントからご紹介いたします。

「こんにちは。武田です。池の陣容は相変わらずで、変化の乏しいなか、久しぶりにトモエガモ(オス1、メス2)がほんの一瞬でしたが、立ち寄ってくれました。その証拠写真をお送りします。追伸 野川の減水の影響か、最近カワウが餌取によく飛来します。」

武田さん、ありがとうございました!池とは、野川の近くにある公園の池のことですね。では、続いて、トモエガモのお写真をご覧ください。 

トモエガモは全長40cmほどの小型のカモで、日本には冬鳥としてやってきます。名前の由来は、オスの顔が巴紋の模様に見えることからだそうです。巴紋は、日本の最も古い家紋のひとつで雷鳴を表わしているとも言われています。コンマが三つ組み合わさったようなデザインですね。ところで、写真の3羽、どのような関係なのでしょうか。飛ぶ姿からは、オスの1羽をメスの2羽が追っているように見えますが・・・

2024年1月12日 三鷹市在住の武田さん

皆さま、ご挨拶が遅くなってしまいました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。東京は、穏やかなお正月に恵まれましたが、被災地や戦争が続いている国があることに心が痛みます。今年がより良い一年となりますように祈念いたします。

さて、このご投稿の頁ですが、一頁に200項目までしか掲載できないということで、また、新しい頁を作りました。5頁目となり、10年以上続いております。これも精力的にご投稿いただいている武田さんあってのこと、心から感謝申し上げます。その武田さんの新年第1弾のご投稿をご紹介いたします。まずは、コメントから。

「コッツウォルズの池は、ヒドリガモが150羽前後、そこにハシビロガモが何羽か混じるといった状況です。ちなみに、今のところ、ハシビロの同時飛来数の最高は8羽です。昨年に比べ、訪れるカモの種類は極めて少なく、期待感の乏しい日々が続いています。ただ、昨年暮れからオオタカが池付近の上空でハト狙いの狩りをしたり、通過する回数が増えているように感じています。そこで、年の初めでもあり、オオタカを2枚送らせていただきます。その1 狩りをした直後なのか、お腹が膨らんでいる個体 その2 幼鳥と思われる個体」

武田さん、ありがとうございました。コッツウォルズの池(むさしの地域にある池)は、三鷹市の近くにあるのですが、この地域では、江戸時代に鷹狩りが行われ、それが市名の由来になっています。では、オオタカのお写真をご紹介いたします。

オオタカその1
オオタカその1
オオタカその2
オオタカその2

タカは勇猛なイメージの鳥ですが、いただいたお写真は、ちょっとユーモラスな面白い写真ですね。武田さん、今回もありがとうございました!

オオタカについてちょっと調べてみたところ、名前は大きいからではなく、灰色の体が光りのあたり方で青みがかって見える(アオタカ)に由来するとのこと。オオタカはカラスぐらいの大きさですが(全長50~56㎝)、タカの仲間には、もっと大きいイヌワシやクマタカ(全長72~80㎝)がいます。それでは、また、次回をお楽しみに。